1位は誰?若手とベテランどちらも活躍!ブレーブス投手・野手貢献度ランキング【2025シーズン振り返り・ブレーブス編】
2025/12/14
2025年シーズンのブレーブスは、経験豊富なベテランと若手有望株が融合し、高いレベルで競争を繰り広げた。この貢献度ランキングでは、投手は防御率、WHIP、奪三振率、野手はOPS(出塁率+長打率)を主要な評価軸とし、チームの勝利への寄与が大きかった選手を選出・分析する。
投手部門:貢献度トップ3
先発、リリーフのいずれの役割においても、安定した成績を残し、チームの勝利の土台を築いた投手を評価した。特にWHIP(1イニングあたりの被安打+与四球)の優秀さが際立つ選手が上位に並んだ。
投手貢献度ランキング
| 順位 | 選手名 | 貢献度の根拠となる指標 |
| 1位 | クリス・セール | 防御率 2.58、奪三振率 11.82、WHIP 1.07 |
| 2位 | スペンサー・シュウェレンバック | WHIP 0.97、防御率 3.09、QS 13 |
| 3位 | ディラン・リー | WHIP 0.98、防御率 3.29、ホールド数 19 |
【解説】
1位は、ベテラン左腕のクリス・セールである。防御率2.58、奪三振率11.82はチームの先発陣の中で突出した数値であり、125.2イニングを投げて11度のQSを記録した。怪我から復帰し、先発ローテーションの核として圧倒的な貢献度を示した。
2位のスペンサー・シュウェレンバックは、110.2イニングを投げてWHIP 0.97、防御率3.09という高い安定感を誇った。特にWHIPの数値は先発投手として非常に優秀であり、走者を許さない投球がチームの失点抑制に大きく寄与した。
3位のディラン・リーは、チーム最多の74試合に登板し、WHIP 0.98、防御率3.29を記録した。19ホールドと2セーブを挙げ、ライセル・イグレシアスに次ぐリリーフの柱として、終盤の接戦で勝利を引き寄せた。
野手部門:ポジション別貢献度トップ3
野手は「捕手」「内野手」「外野手および指名打者」の3部門に分けて評価した。打撃の総合力を示すOPSがチーム最高水準であった選手を選出している。
捕手貢献度ランキング
| 順位 | 選手名 | 貢献度の根拠となる指標 |
| 1位 | ドレイク・ボールドウィン | OPS .810、本塁打 19、打点 80 |
| 2位 | ショーン・マーフィー | OPS .709、本塁打 16、打点 45 |
【解説】
1位はドレイク・ボールドウィン。124試合に出場し、捕手としては非常に優秀なOPS .810を記録。19本塁打、80打点と長打力と勝負強さを兼ね備え、チームの得点力向上に貢献した。
2位のショーン・マーフィーは打率こそ低かったものの、94試合の出場で16本塁打を放ち、OPS .709を記録。少ない打席数で長打力を発揮し、控え捕手としては十分な貢献度であった。
内野手貢献度ランキング
| 順位 | 選手名 | 貢献度の根拠となる指標 |
| 1位 | マット・オルソン | OPS .850、本塁打 29、打点 95 |
| 2位 | オースティン・ライリー | OPS .737、本塁打 16、打点 54 |
| 3位 | オジー・アルビーズ | 打席数 667、打点 74、盗塁 14 |
【解説】
内野手トップは、41二塁打を含むリーグトップクラスの長打力を示したマット・オルソン。全試合に出場し(162試合)、OPS .850、29本塁打、95打点という高いパフォーマンスで打線の中心を担った。
2位のオースティン・ライリーは、出場試合数が102にとどまったが、OPS .737、16本塁打と破壊力を発揮した。
3位のオジー・アルビーズは打率.240ながら、667打席と圧倒的な出場機会を誇り、14盗塁も記録。打点74と勝負強さも発揮した。
外野手・指名打者貢献度ランキング
| 順位 | 選手名 | 貢献度の根拠となる指標 |
| 1位 | ロナルド・アクーニャ | OPS .935、打率 .290、本塁打 21 |
| 2位 | マルセル・オズナ | OPS .756、四球 94、本塁打 21 |
| 3位 | ジュリクソン・プロファー | OPS .787、出塁率 .353、本塁打 14 |
【解説】
外野手・指名打者部門では、ロナルド・アクーニャが圧倒的な貢献度で1位となった。95試合の出場ながらOPS .935、21本塁打、打率.290というハイレベルな成績を残し、その存在感は他を凌駕した。出塁率.417もチームトップの数字である。
2位のマルセル・オズナは、四球94を選び出塁率.355を記録。21本塁打と長打力も発揮し、指名打者として打線の中軸を担った。
3位のジュリクソン・プロファーは、80試合出場ながらOPS .787と優秀な成績を残した。出塁率.353と長打率.434のバランスも良く、高い打撃貢献度を示した。
※2025年12月13日現在の情報を元に執筆している
(SDAA編集部)