「OPS.787」「防御率1.81」が証明!オリオールズの真のチーム貢献度ランキング:投打のベスト3を徹底分析【2025シーズン振り返り・オリオールズ編】
2025/12/12
この分析は、ボルチモア・オリオールズの投手成績、および野手成績データに基づき、それぞれの貢献度を評価し、貢献度ランキングを選出したものである。オリオールズの分析において、投手の安定性(防御率、WHIP)、耐久性(投球回)、影響力(セーブ、ホールド、奪三振率)と、野手の総合的な攻撃力(OPS)、勝負強さ(得点圏打率)、出場機会、守備(失策)を総合的に評価した。
投手貢献度ランキング
投手陣の貢献度は、ローテーションの柱としての役割遂行と、ブルペンでの試合の決定的な瞬間における影響力を評価した。
| 順位 | 選手名 | 役割 | 主な貢献指標 |
| 1位 | ディーン・クレマー | 先発 | チーム最多の投球回 (171.2回)、最多勝利 (11勝)、高WHIP (1.21) |
| 2位 | トレーバー・ロジャーズ | 先発 | 圧倒的な低防御率 (1.81)、高WHIP (0.90)、高勝率 (.750) |
| 3位 | フェリックス・バティスタ | 救援 | チーム最多の19セーブ、支配的な奪三振率 (12.98)、低WHIP (1.13) |
【詳細分析】
1位 ディーン・クレマーは、登板数31、投球回171.2回と、先発ローテーションの柱として最も多くのイニングを消化した。11勝という勝利数と、WHIP1.21という質の高い安定感は、彼がチームの先発投手陣の中で最も貢献した選手であることを裏付けている。彼の登板はブルペンへの負担軽減に大きく貢献した。
2位 トレーバー・ロジャーズは、109.2回に留まったものの、防御率1.81、WHIP0.90という極めて優秀な数値を記録した。先発投手としてWHIPが1.00を下回る支配的な投球内容で、登板試合の勝率を高く保ち、チームに質の高い勝利をもたらした。
3位 フェリックス・バティスタは、クローザーとして19セーブを達成し、試合終盤の決定権をチームにもたらした。奪三振率12.98と、打者を圧倒する能力に優れており、ブルペンの中核として不可欠な存在であった。また、キーガン・アキンが64登板、16ホールドとブルペンを支えた。
野手貢献度ランキング(ポジション別)
野手については、OPS、得点圏打率、出場機会、および失策数を総合的に評価した。
1. 内野手貢献度ランキング
内野手は打線の中核を担い、高い総合力と出場機会のバランスを重視した。
| 順位 | 選手名 | OPS | 得点圏打率 | 試合数 | 主な貢献 |
| 1位 | ガナー・ヘンダーソン | .787 | .342 | 154 | チーム最高OPS、30盗塁、総合力が突出 |
| 2位 | ジョーダン・ウエストバーグ | .770 | .358 | 85 | チーム屈指の得点圏打率、高い長打力 (.457) |
| 3位 | ジャクソン・ホリデー | .690 | .221 | 149 | 豊富な出場機会、二桁本塁打・盗塁で攻守に貢献 |
【詳細分析】
1位 ガナー・ヘンダーソンは、154試合、651打席とチームで最も多く出場し、OPS.787と総合的な攻撃力でチームを牽引した。得点圏打率.342も勝負強さを示しており、30盗塁という機動力と合わせ、攻守にわたって不可欠な存在であった。失策8はやや多いが、その攻撃貢献度が上回ると判断される。
2位 ジョーダン・ウエストバーグは、85試合と出場機会はヘンダーソンに劣るが、得点圏打率.358はチームトップの勝負強さである。長打率.457もチーム上位であり、打席あたりの高い生産性と決定力でチームの勝利に貢献した。失策は3に留まっている。
3位 ジャクソン・ホリデーは、149試合とヘンダーソンに次ぐ出場数を誇り、二桁本塁打と17盗塁を記録した。OPSは.690と上位2名に及ばないが、出場機会の多さと攻走守にわたる貢献は、チームの継続的な戦力として重要であった。ただし、失策10は守備面でのマイナス要因である。
2. 捕手貢献度ランキング
捕手は守備の負担を考慮しつつ、攻撃面では特に勝負強さ(得点圏打率)と出場機会を評価した。
| 順位 | 選手名 | OPS | 得点圏打率 | 試合数 | 主な貢献 |
| 1位 | ゲーリー・サンチェス | .715 | .417 | 30 | 驚異的な得点圏打率、最高の勝負強さ |
| 2位 | アドリー・ラッチマン | .673 | .133 | 90 | 捕手最多打席、四球40の高い選球眼とチームへの安定供給 |
| 3位 | アレックス・ジャクソン | .763 | .235 | 37 | 捕手最高のOPSと長打力 (.473) |
【詳細分析】
1位 ゲーリー・サンチェスは、30試合の出場ながら得点圏打率.417という驚異的な数値を記録し、チャンスでの圧倒的な決定力でチームに大きく貢献した。OPS.715も高く、出場機会が限定的であったにもかかわらず、そのインパクトは絶大であった。
2位 アドリー・ラッチマンは、90試合、365打席と捕手として最も多く出場し、レギュラーの役割を果たした。OPSは.673と控えめだが、四球40という選球眼の良さと、守備の要としての安定的な出場は、チームにとって最も重要な基盤であった。
3位 アレックス・ジャクソンは、OPS.763、長打率.473と、捕手の中で最高の打撃生産性を示した。打席数が少ないながらも、その打撃の質は内野の主軸にも匹敵するものであった。
3. 外野手貢献度ランキング
外野手はOPSの高さに加え、長打力、機動力を評価した。
| 順位 | 選手名 | OPS | 盗塁 | 主な貢献 |
| 1位 | ディラン・ビーバーズ | .775 | 2 | 外野手最高のOPS、チーム最高の出塁率 (.375) |
| 2位 | タイラー・オニール | .684 | 4 | 9本塁打のパワー、高い長打力 (.392) |
| 3位 | コルトン・カウセル | .655 | 14 | 16本塁打、14盗塁の機動力とパワー |
【詳細分析】
1位 ディラン・ビーバーズは、打席数は少ないが、出塁率.375と外野手最高のOPS.775を記録し、極めて質の高い打撃で貢献した。打席に立つたびに高い確率でチャンスメイクに貢献した点が評価される。
2位 タイラー・オニールは、長打率.392、OPS.684と安定した攻撃力を示し、9本塁打というパワーで得点機会を創出した。
3位 コルトン・カウセルは、16本塁打、14盗塁と、外野手で最も多くの本塁打と盗塁を記録した選手である。OPSは.655と高くはないが、このパワーとスピードを兼ね備えたアグレッシブなプレースタイルは、チームの攻撃に多様性をもたらした。
まとめ:投打を支えた柱と勝負強さ
ボルチモア・オリオールズは、投打において若手主体の貢献が目立った。
投手陣では、ディーン・クレマーが先発ローテーションのイニングを食うという量的貢献を果たし、トレーバー・ロジャーズが圧倒的な質的貢献(防御率1.81、WHIP0.90)でチームを牽引した。ブルペンにおいては、クローザーのフェリックス・バティスタが試合の勝敗を決定づける支配力で貢献した。
野手陣では、ガナー・ヘンダーソンがチームの総合的な攻撃力の中心として揺るぎない地位を確立した。また、ジョーダン・ウエストバーグや控え捕手のゲーリー・サンチェスといった選手が、打席数は少なくても得点圏打率.350超えという高い勝負強さを見せ、効率的な得点生産に貢献した点が特筆される。チームの競争力を高める上で、主力の安定感と、限定的な出場機会で結果を残した選手たちの勝負強さが重要な要素であったと言える。
※2025年12月12日現在の情報を元に執筆している。
(SDAA編集部)