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2025年シーズン クリーブランド・ガーディアンズ 貢献度ランキング:ラミレスが攻守で圧倒、若き先発陣が活躍した投手部門【2025シーズン振り返り・ガーディアンズ編】

2025/12/18

 2025年シーズンのクリーブランド・ガーディアンズは、不動のリーダー、ホセ・ラミレスが攻守にわたりチームを牽引。投手部門では、タナー・バイビーやギャビン・ウィリアムズといった若手先発陣が躍動し、チームの勝利に大きく貢献した。

 この貢献度ランキングでは、各部門で評価基準となる主要指標を固定し、総合的なチームへの貢献度を評価した。

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投手部門:貢献度トップ3

 先発投手は防御率、WHIP、投球回を、リリーフ投手は防御率、WHIP、セーブまたはホールド数を評価基準とする。

先発投手貢献度ランキング

1位:ギャビン・ウィリアムズ (26歳) 防御率 3.06、WHIP 1.27、投球回 167.2

2位:タナー・バイビー (26歳) 防御率 4.24、WHIP 1.23、投球回 182.1

3位:スレード・セコーニ (26歳) 防御率 4.30、WHIP 1.19、投球回 132

【解説】

 1位は、防御率3.06、WHIP 1.27という優秀な成績を、167.2イニングで達成したギャビン・ウィリアムズ。若手ながら先発ローテーションの核として、最も質の高い投球を継続した。

 2位のタナー・バイビーは、チーム最多の182.1イニングを投げ、役割遂行度という点で大きく貢献した。防御率は4.24ながら、そのイニング消化能力はチームに不可欠であった。

 3位のスレード・セコーニは、防御率4.30、WHIP 1.19と安定した数字を記録し、132イニングを投げた。

リリーフ・クローザー貢献度ランキング

1位:ケード・スミス (26歳) 防御率 2.93、WHIP 1.00、セーブ 16

2位:ハンター・ガディス (27歳) 防御率 3.11、WHIP 1.19、ホールド 35

3位:エリク・サブロウスキ (28歳) 防御率 1.84、WHIP 1.19、ホールド 12

【解説】

 1位のケード・スミスは、防御率2.93、WHIP 1.00という圧倒的な安定感で、16セーブ、19ホールドを記録。チームの終盤を支える守護神として活躍した。

 2位のハンター・ガディスは、チームトップの73試合に登板し、35ホールドを記録。防御率3.11と安定した成績で、中継ぎエースとしてチームの勝利に大きく貢献した。

 3位のエリク・サブロウスキは、防御率1.84と救援陣で最高の数値を記録した。イニングは少ないものの、投球内容の質は高い。

野手部門:ポジション別貢献度トップ3

 内野手、外野手はOPS、本塁打、盗塁数を主要指標とし、捕手はOPS、本塁打、出場試合数を評価基準とする。

捕手貢献度ランキング

1位:ボー・ネイラー (25歳) OPS .661、本塁打 14、試合数 123

2位:オースティン・ヘッジズ (33歳) OPS .527、本塁打 5、試合数 70

【解説】

 1位のボー・ネイラーは、OPS .661、14本塁打を記録し、捕手としてチーム最多の123試合に出場。打撃と出場機会の両面で、攻守の要として高い貢献度を示した。

 2位のオースティン・ヘッジズは、主に守備面での貢献が主だったが、控え捕手として70試合に出場し、5本塁打を放った。

内野手貢献度ランキング

1位:ホセ・ラミレス (33歳) OPS .863、本塁打 30、盗塁 44

2位:カイル・マンザード (25歳) OPS .768、本塁打 27、盗塁 2

3位:ガブリエル・アリアス (25歳) OPS .638、本塁打 11、盗塁 8

【解説】

 1位は、チームの顔であるホセ・ラミレス。OPS .863、30本塁打に加え、チーム最多の44盗塁を記録。その攻守走にわたる貢献度は他を圧倒し、MVP級の活躍であった。

 2位のカイル・マンザードは、OPS .768、27本塁打と高い長打力を発揮。若手ながらレギュラーとして142試合に出場し、ラミレスに次ぐ打撃貢献度を示した。

 3位のガブリエル・アリアスは、OPS .638、11本塁打、8盗塁を記録。出場機会は多かったが、打撃指標は改善の余地を残した。

外野手貢献度ランキング

1位:スティーブン・クワン (28歳) OPS .705、本塁打 11、盗塁 21

2位:アンヘル・マルティネス (23歳) OPS .628、本塁打 11、盗塁 8

3位:ノーラン・ジョーンズ (27歳) OPS .600、本塁打 5、盗塁 8

【解説】

 外野手部門の1位は、リードオフマンのスティーブン・クワン。OPS .705、11本塁打、21盗塁を記録し、チーム最多の693打席に立った。打率.272と高い出塁能力でチームの攻撃の起点として貢献した。

 2位のアンヘル・マルティネスは、OPS .628、11本塁打を記録し、139試合に出場。クワンに次ぐ出場機会の多さでチームを支えた。

 3位のノーラン・ジョーンズは、OPS .600、5本塁打を記録。出場機会は多かったものの、打撃成績は伸び悩み、今後の成長に期待がかかる。


※2025年12月16日現在の情報を元に執筆している (SDAA編集部)

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