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ヤンキース、チーム貢献ランキング1位はやっぱり”あの人” 投手・野手貢献度ランキング【2025シーズン振り返り・ヤンキース編】

2025/12/14

2025年シーズン、ヤンキースはリーグを代表するスター選手たちが躍動し、攻守にわたり高いチーム貢献度を見せた。本ランキングでは、投手は防御率、WHIP、イニング数を、野手はOPS(出塁率+長打率)や打点、本塁打といった総合的な指標を重視し、チームの勝利に最も寄与した選手をポジション別に分析した。

「OPS.787」「防御率1.81」が証明!オリオールズの真のチーム貢献度ランキング:投打のベスト3を徹底分析【2025シーズン振り返り・オリオールズ編】

投手部門:貢献度トップ3

先発投手ではエースとしての責任を果たした投球内容とイニング数が、リリーフでは圧倒的な安定感と試合を締めくくる役割が評価のポイントとなった。

投手貢献度ランキング

順位選手名貢献度の根拠となる指標
1位マックス・フリード勝利数 19、防御率 2.86、WHIP 1.10
2位カルロス・ロドン奪三振 203、防御率 3.09、WHIP 1.05
3位デービッド・ベッドナーセーブ数 27、防御率 2.30、WHIP 1.04

【解説】

1位のマックス・フリードは、チーム最多の19勝、防御率2.86、そして195.1イニングを投破し、エースとしてチームを牽引した。20度のクオリティ・スタート(QS)は安定感の証であり、勝利への貢献度は群を抜いている。

2位のカルロス・ロドンもフリードに並ぶ195.1イニングを投げ、防御率3.09、WHIP 1.05と非常に優秀な成績を残した。奪三振203はチーム最多であり、その支配力の高さは特筆すべき点である。

3位のデービッド・ベッドナーは、守護神としてチーム最多の27セーブを記録。防御率2.30、WHIP 1.04というリリーフとしては抜群の安定感で、緊迫した試合を確実に締めくくり、チームの勝率向上に不可欠な存在であった。

野手部門:ポジション別貢献度トップ3

打撃指標でチーム貢献度を測る上で、出塁能力と長打力を組み合わせたOPSを最重要視し、その上で打席数や得点、打点を考慮してランキングを作成した。

捕手貢献度ランキング

順位選手名貢献度の根拠となる指標
1位オースティン・ウェルズOPS .712、本塁打 21、打点 71
2位J.C. エスカラOPS .629、打席数 98

【解説】

1位はオースティン・ウェルズ。126試合に出場し、捕手としては驚異的な21本塁打、打点71を記録した。OPSも.712と高い水準を維持し、攻守にわたり正捕手としてチームに大きく貢献した。2位のJ.C.エスカラは出場機会が限られたが、控え捕手として役割を果たした。

内野手貢献度ランキング

順位選手名貢献度の根拠となる指標
1位ベン・ライスOPS .836、本塁打 26、長打率 .499
2位ジャズ・チザムOPS .813、本塁打 31、盗塁 31
3位ポール・ゴールドシュミットOPS .731、打率 .274、得点圏打率 .312

【解説】

内野手のトップはベン・ライス。OPS .836、26本塁打、長打率.499という長打面での貢献が非常に高く評価された。

2位のジャズ・チザムは、31本塁打と31盗塁を同時に達成し、パワーとスピードを兼ね備えた驚異的な成績でチームを引っ張った。OPSも.813と打線の主軸としての役割を完全に果たした。

3位のポール・ゴールドシュミットは、打率.274と安定した数字を残し、OPS .731をマーク。特に得点圏打率が.312と高く、勝負強さでチームの得点に貢献した。

外野手・指名打者貢献度ランキング

順位選手名貢献度の根拠となる指標
1位アーロン・ジャッジOPS 1.144、本塁打 53、打率 .331
2位ジアンカルロ・スタントンOPS .944、本塁打 24、長打率 .594
3位コディ・ベリンジャーOPS .813、本塁打 29、打点 98

【解説】

外野手および指名打者部門は、アーロン・ジャッジが圧倒的な成績で1位となった。打率.331、53本塁打、OPS 1.144はいずれもチームトップの数字であり、リーグMVP級のパフォーマンスでチーム貢献度は測り知れない。

2位のジアンカルロ・スタントンは出場機会が限られたものの、24本塁打、OPS .944、長打率.594と、その一打の重みはチーム随一であった。指名打者として最大の貢献を果たしたと言える。

3位のコディ・ベリンジャーは、152試合に出場し29本塁打、打点98を記録。打率.272、OPS .813と攻守にわたって安定しており、チームの柱の一人としてフルシーズン高い貢献度を見せた。


※2025年12月13日現在の情報を元に執筆している

(SDAA編集部)

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