MLB ポストシーズン2025徹底解説 仕組み・日程・日本人選手は出場する?
2025/09/29
MLB2025年のポストシーズン(プレーオフ)が間もなく開幕。今年も、大谷翔平や山本由伸ら日本人のスター選手が多数出場予定です。ポストシーズンの仕組みや日程、日本人選手の出場情報を解説します。
MLBポストシーズン「オクトーバー・ベースボール」とは?
9月30日(日本時間)のワイルドカードシリーズから始まるMLBのポストシーズン。長いレギュラーシーズンを勝ち抜いたチームだけが進出できる10月の戦いは、ファンやメディアから「オクトーバー・ベースボール(October Baseball)」と呼ばれています。なお、日本では「お祭り男」と呼ばれる短期決戦に強い選手ですが、アメリカでは「ミスター・オクトーバー(Mr. October)」と称されます。秋の短期決戦ならではの緊張感とドラマ性が、この呼び名を特別なものにしています。
ポストシーズンの仕組みと歴史
現在のポストシーズンの形式は、2022年から導入された12チーム制。両リーグ(ア・リーグ、ナ・リーグ)から、各リーグの3地区(東・中・西)の優勝チームと、残りチームの中から勝率上位の3チーム(ワイルドカード枠)が進出します。
ポストシーズンは、ワイルドカードシリーズ、ディビジョンシリーズ、リーグチャンピオンシップシリーズ、ワールドシリーズの順に行われます。地区優勝チームのうち、勝率が上位の2チームはシード権を持ち、ワイルドカードシリーズを免除され直接ディビジョンシリーズに進出。残りの1チームとワイルドカード枠の3チームがワイルドカードシリーズを戦います。

ワイルドカードシリーズ(WCS、9月30日〜10月2日)
日程
第1戦:9月30日(火)
第2戦:10月1日(水)
第3戦:10月2日(木)※第2戦終了時に1勝1敗の場合のみ開催
仕組み
出場チーム:各リーグの2位・3位の地区優勝チームと、ワイルドカード上位2チーム
形式:3試合制(先に2勝したチームが勝ち抜け)、勝者はディビジョンシリーズへ進出
日本人選手は出場する?
ア・リーグでは、吉田正尚が所属するレッドソックス、ガーディアンズ、ヤンキース、タイガース、がワイルドカードシリーズに進出。
ナ・リーグでは、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希が所属するドジャース、鈴木誠也、今永昇太が所属するカブス、ダルビッシュ有、松井裕樹が所属するパドレス、そしてレッズがワイルドカードシリーズに進出しています。
対戦カードは、ガーディアンズ 対 タイガース、ヤンキース 対 レッドソックス、カブス 対 パドレス、ドジャース 対 レッズ。カブス 対 パドレス戦では、日本人対決が実現する可能性もあります。
ディビジョンシリーズ(DS、10月4日〜11日)
日程
ア・リーグ
第1戦:10月4日(土)
第2戦:10月5日(日)
第3戦:10月7日(火)
第4戦:10月8日(水)
第5戦:10月10日(金)
ナ・リーグ
第1戦:10月4日(土)
第2戦:10月6日(月)
第3戦:10月8日(水)
第4戦:10月9日(木)
第5戦:10月11日(土)
仕組み
出場チーム:地区優勝上位2チーム+ワイルドカードシリーズ勝者2チーム
形式:5試合制(先に3勝したチームが勝ち抜け)
出場チームは?
ア・リーグはブルージェイズ、マリナーズ、ナ・リーグはブルワーズ、フィリーズがディビジョンシリーズに出場決定。ここに、各リーグのワイルドカードシリーズで勝ち抜けた1チームが加わって勝者を決めます。
リーグチャンピオンシップシリーズ(LCS、10月12日〜18日)
日程
ア・リーグ
第1戦:10月12日(日)
第2戦:10月13日(月)
第3戦:10月15日(水)
第4戦:10月16日(木)
第5戦:10月17日(金)
ナ・リーグ
第1戦:10月13日(月)
第2戦:10月14日(火)
第3戦:10月16日(木)
第4戦:10月17日(金)
第5戦:10月18日(土)
仕組み
出場チーム:ディビジョンシリーズを勝ち上がった2チーム
形式:7試合制(先に4勝したチームが勝ち抜け)
勝者はワールドシリーズへ進出
ワールドシリーズ(WS、10月24日〜11月1日)
日程
第1戦:10月24日(金)
第2戦:10月25日(土)
第3戦:10月27日(月)
第4戦:10月28日(火)
第5戦:10月29日(水)
第6戦:10月31日(金)
第7戦:11月1日(土)
仕組み
出場チーム:ア・リーグ王者 vs ナ・リーグ王者
形式:7試合制(先に4勝したチームがワールドチャンピオン)
日本人選手の「深い秋」はあるか
短期決戦のため、わずかな好不調が勝敗を大きく左右するポストシーズン。日本人選手はどこまで勝ち残れるか? 大谷翔平や山本由伸らを擁するドジャースが、昨年に続きワールドシリーズでの優勝を決めるか? オクトーバー・ベースボールの行方から、目が離せません。