野球と国民の希望を背負って――追悼 長嶋茂雄さん、写真でたどる伝説【写真特集】
2025/06/03
野球と国民の希望を背負って――長嶋茂雄、写真でたどる伝説【写真特集】
「巨人軍は永久に不滅です」――その言葉を残し、野球界の象徴長嶋茂雄さんが89年の生涯を閉じた。 “ミスタープロ野球”として昭和から令和まで走り続けた長嶋さんの姿は、戦後の混乱を乗り越えて日本が高度経済成長を遂げていく時代と重なり、まさに国民の希望の象徴だった。ONコンビによる連覇、伝説の天覧試合、華麗な打撃と全力疾走――そのすべてが熱狂とともに記憶されてる。本特集では、数々の名場面をとらえた写真とともに、長嶋さんの軌跡をたどる。野球という枠を超えて、日本の社会とGDP成長の象徴でもあった長嶋茂雄さんという存在に、思いをはせる時間にしてほしい。
立教大時代の長嶋氏 大学野球の“聖地”神宮
1957年11月、東京六大学野球の慶大―立大戦でポーズをとる立教大の長嶋茂雄選手=神宮球場
巨人と契約した長嶋選手
1957年12月、巨人と正式契約を交わした長嶋茂雄選手。左は品川主計球団社長=東京・丸の内
天覧試合で本塁打
1959年6月、プロ野球初の天覧試合の阪神戦で、サヨナラ本塁打を放つ巨人の長嶋茂雄選手=後楽園球場
野村と長嶋 セパ最高殊勲選手顔合わせ
セ、パ最高殊勲選手の野村克也捕手と長嶋茂雄内野手が日本シリーズで顔合わせ、激励し合う=1961(昭和36)年10月、大阪
MVPの長嶋選手
1963年11月、日本シリーズでMVPに選ばれ、ファンの声援に応える巨人の長嶋茂雄選手=福岡・平和台球場
打球の行方見る長嶋選手
打球の行方を見る巨人の長嶋茂雄選手
ヘルメット飛ぶ長嶋選手
豪快なスイングでヘルメットが飛ぶ巨人の長嶋茂雄選手
結婚記者会見の長嶋選手
1965年1月、結婚式を終え記者会見する長嶋茂雄選手と亜希子さん=東京都内のホテル
談笑する金田さんら 走れ、走れで体力づくり
1969年11月、日本シリーズ5連覇を決め談笑する巨人の(左から)王貞治さん、長嶋茂雄さん、金田正一さん=西宮球場
長嶋、王の両選手
バットを構える巨人の長嶋茂雄選手(右)と王貞治選手=1970年2月、宮崎県営球場
現役最後の本塁打
1974年10月、中日戦で現役最後の通算444号本塁打を放つ巨人の長嶋茂雄選手=後楽園球場
引退セレモニーの長嶋選手
1974年10月、引退セレモニーで花束を手にファンにあいさつする巨人の長嶋茂雄選手=後楽園球場
後継長嶋氏とともに会見 巨人の川上監督が引退
1974(昭和49)年11月20日、巨人の川上哲治監督(54)が静岡・草薙球場で日米親善野球の終了後に引退を発表。14年にわたる監督生活で11度のリーグ優勝と日本一に輝き、前年までの9年連続の「V9」により巨人の黄金時代を築いた。後継者に指名され現役を退くことになった長嶋茂雄三塁手と共に記者会見。
先発出場の長嶋と監督 巨人―横浜1
巨人―横浜 先発出場し4回裏2度目の打席に向かう長嶋一茂(右)と長嶋監督=東京ドーム(長嶋茂雄)
6年ぶり日本一の長嶋監督
2000年10月、巨人が6年ぶりの日本一。場内を一周する長嶋茂雄監督(左)と松井秀喜選手ら=東京ドーム
胴上げされる長嶋監督 野球は人生を教えてくれる
「10・8」決戦を制してリーグ優勝を飾り、胴上げされる巨人・長嶋茂雄監督=1994年10月、ナゴヤ球場
イチロー選手と長嶋氏 WBC日本代表が練習試合
WBC日本代表と巨人の練習試合を前に、イチロー選手(左)を激励する元巨人監督の長嶋茂雄氏=21日、宮崎市のサンマリンスタジアム宮崎
聖火ランナーの長嶋さんら
東京五輪の開会式で聖火ランナーを務めた、(右から)王貞治さん、松井秀喜さん、長嶋茂雄さん=2021年7月、国立競技場
歓声に応える長嶋氏 巨人が「長嶋茂雄デー」
車いすでグラウンドに姿を現し、歓声に応えるプロ野球巨人の長嶋茂雄元監督。左は松井秀喜さん=3日、東京ドーム
手を振る長嶋茂雄さん
2013年5月、国民栄誉賞の授与式を終え、ファンの声援に手を振る長嶋茂雄さん=東京ドーム