【コラム】MLB日本人選手、初年度所属数ランキング 1位はどのチーム?
2024/12/06
毎年のように日本人選手が海を渡り、MLBで活躍するのが当たり前になってきた。2024年シーズンも山本由伸がドジャース、今永昇太がカブスと契約し、評価にたがわぬ活躍を見せた。これまで、どの球団が日本人を受け入れてきたか、初年度在籍した人数をランキング順に追っていきたい。
【MLBデータコラム】ナ・リーグ投手 2024勝利数ランキング
まずは、5位-10位まで。
【4位―10位】
5位:シカゴ・カブス(5人)
福留孝介/藤川球児/和田毅/鈴木誠也/今永昇太
6位T:ニューヨーク・ヤンキース(4人)
伊良部秀輝/松井秀喜/井川慶/田中将大
6位T:テキサス・レンジャーズ(4人)
福盛和男/建山義紀/ダルビッシュ有/有原航平
8位T:クリーブランド・ガーディアンズ(3人)
多田野数人/小林雅英/村田透
8位T:サンディエゴ・パドレス(3人)
大塚晶則/牧田和久/松井裕樹
10位T:シカゴ・ホワイトソックス(2人)
高津臣吾/井口資仁
10位T:ミルウォーキー・ブリュワーズ(2人)
野村貴仁/青木宣親
10位T:オークランド・アスレチックス(2人)
藪恵壹/藤浪晋太郎
10位T:サンフランシスコ・ジャイアンツ(2人)
村上雅則/田中賢介
10位T:タンパベイ・レイズ(2人)
岩村明憲/筒香嘉智
10位T:トロント・ブルージェイズ(2人)
山口俊/加藤豪将
続いて、上位4チームを2位タイからお届け。
2位T:シアトル・マリナーズ(7人)
佐々木主浩/イチロー/城島健司/川﨑宗則/岩隈久志/菊池雄星 等
おそらく日本で最もなじみのある球団だろう。イチローがオリックスから移籍し迎えた2001年シーズン、多くのプロ野球ファンが注目する中、新人最多安打となる242安打を放ち、首位打者、盗塁王、シーズンMVP、新人王などを獲得しオールスターにも出場。イチローの活躍により球団の認知度も上がった。その後も、ベイスターズから佐々木、ソフトバンクから城島など、日本のスター選手が続々マリナーズに入団した。2025年にはイチローの殿堂入りも確実視されており、改めて注目されることになるだろう。
2位T:ロサンゼルス・ドジャース(7人)
野茂英雄/石井一久/斎藤隆/黒田博樹/前田健太/山本由伸 等
MLBのパイオニアと言えば野茂英雄、彼のMLB最初の所属先となったドジャースの名前は野茂の「トルネード旋風」に合わせて、一気に日本の野球ファンに知られるところとなった。特に捕手のマイク・ピアザ、監督のトミー・ラソーダなども人気を博した。野茂は入団した1995年から1998年途中までの4シーズンで45勝36敗を記録。その後は数チームを渡り歩き、2002年に復帰。その年に16勝、翌2003年も16勝を挙げたので、よほどロサンゼルスと相性が良かったのだろう。ドジャースはその後も石井一久、黒田博樹、前田健太、山本由伸と、各チームのエース級をこぞって獲得。そして、大谷翔平の獲得でワールドシリーズも制覇、日本から常に注目を浴びる球団となった。
2位T:ボストン・レッドソックス(7人)
岡島秀樹/松坂大輔/田澤純一/澤村拓一/吉田正尚/上沢直之 等
日本を代表するエース松坂大輔がレッドソックスに鳴り物入りで入団したのが2007年。デビュー戦でイチロー(マリナーズ)と対戦し無安打に抑え、松井秀喜(ヤンキース)とも対戦。日本のファンはこんな豪華な対決に一喜一憂していた。ヤンキースと並ぶ名門チームだけにプレッシャーもあっただろうが、デビュー年に15勝、翌2008年には18勝を挙げる活躍を見せた。また、他でレッドソックスが注目を集めたのが「田澤問題」。日本のドラフトを拒否しMLBを目指し、大きな騒ぎになりながらも、無事契約にこぎつけると、セットアッパーとして3年目の2012年は37試合、2013年、2014年には71試合に登板。その後も50~60試合に登板し、貴重なブルペンの一角として働いた。特に2013年には田澤-上原浩治の継投でワールドシリーズを制覇する活躍を見せた。
1位:ニューヨーク・メッツ(9人)
吉井理人/新庄剛志/小宮山悟/松井稼頭央/五十嵐亮太/千賀滉大 等
MLB屈指の人気球団であり、多くの日本人選手が在籍した球団でもあるのがメッツ。特に記憶に残っているのが、新庄剛志の入団だろう。阪神在籍時の2000年にFA宣言したが、多くの球団の高額提示を振り払って、3300万円での契約。これには球界もメディアも度肝を抜かれた。日本人選手とのかかわりは多く、初年度の在籍は9人と最多、さらに移籍も含めた所属人数でも、野茂英雄、高津臣吾、松坂大輔、青木宣親など合計15人で、こちらもMLB最多の所属数となっている。
西海岸から東海岸まで、多くのMLB球団が日本人選手を受け入れ活躍の場を与え、その期待に多くの日本人選手が応えてきた歴史は、MLB全体から見たら短い期間かもしれない。ただ、野茂やイチローのような投手、野手のパイオニアが開いてきた道に多くの選手が追随し、今では多くのチームで主戦力となって当たり前のように活躍する姿は、隔世の感がある。大谷翔平の大活躍も見事だが、今後も続々とMLBに進むであろう未来のスターにもまた思いを馳せたい。
※12月5日現在の成績
(SDAA編集部)