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ダルや松井も分析!2025年シーズン サンディエゴ・パドレス 貢献度ランキング:ピベッタが先発陣の柱として君臨、強力なリリーフ陣と機動力溢れる野手陣が躍動【2025シーズン振り返り・パドレス編】

2025/12/25

 2025年シーズンのサンディエゴ・パドレスは、新加入のニック・ピベッタが年間を通してローテーションを守り抜き、救援陣ではメーソン・ミラーとロベルト・スアレスの強力な二枚看板が試合を締めくくった。野手陣では、マニー・マチャドを筆頭に高い得点能力と機動力を兼ね備えた布陣が勝利に貢献した。

 この貢献度ランキングでは、各部門で評価基準となる主要指標を固定し、総合的なチームへの貢献度を評価した。

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投手部門:貢献度トップ3

 先発投手は防御率、WHIP、投球回を、リリーフ投手は防御率、WHIP、セーブまたはホールド数を評価基準とする。

先発投手貢献度ランキング

1位:ニック・ピベッタ (32歳) 防御率 2.87、WHIP 0.99、投球回 181.2

2位:ランディ・バスケス (27歳) 防御率 3.84、WHIP 1.32、投球回 133.2

3位:ディラン・シース (29歳) 防御率 4.55、WHIP 1.33、投球回 168

【解説】

 1位のニック・ピベッタは、防御率2.87、WHIP 0.99というエース級の数字を181.2イニングで記録。13勝を挙げ、クオリティスタート(QS)も19回と、先発陣の中で圧倒的な安定感と貢献度を示した。

 2位のランディ・バスケスは、133.2イニングを投げ防御率3.84と健闘。先発ローテーションの中位として安定した投球を続け、チームの勝利に貢献した。

 3位のディラン・シースは、防御率こそ4点台後半となったが、チーム最多の215奪三振をマーク。168イニングを投げ抜くタフさを見せ、エース格としての役割を全うした。

リリーフ・クローザー貢献度ランキング

1位:ロベルト・スアレス (34歳) 防御率 2.97、WHIP 0.90、セーブ 40

2位:メーソン・ミラー (27歳) 防御率 2.63、WHIP 0.91、セーブ 22

3位:ジェーソン・アダム (34歳) 防御率 1.93、WHIP 1.15、ホールド 29

【解説】

 1位のロベルト・スアレスは、守護神として40セーブを記録。WHIP 0.90という鉄壁の安定感で、パドレスの勝利を最後列で守り抜いた。

 2位のメーソン・ミラーは、圧倒的な奪三振能力(奪三振率15.18)を武器に22セーブ、10ホールドを記録。スアレスとともにリーグ屈指のダブルストッパーとして機能した。

 3位のジェーソン・アダムは、29ホールドをマーク。防御率1.93と非常に安定しており、中継ぎのエースとして勝利の方程式に不可欠な存在であった。

野手部門:ポジション別貢献度トップ3

 内野手、外野手はOPS、本塁打、盗塁数を主要指標とし、捕手はOPS、本塁打、出場試合数を評価基準とする。

捕手貢献度ランキング

1位:フレディ・フェルミン (30歳) OPS .636、本塁打 5、試合数 109

【解説】

 1位のフレディ・フェルミンは、チーム最多の109試合に出場。捕手という重責を担いながら、安定した出場機会と堅実なプレーで投手陣を支えた。

内野手貢献度ランキング

1位:ライアン・オハーン (32歳) OPS .803、本塁打 17、盗塁 3

2位:マニー・マチャド (33歳) OPS .795、本塁打 27、盗塁 14

3位:ジェーク・クロネンワース (31歳) OPS .744、本塁打 11、盗塁 3

【解説】

 1位のライアン・オハーンは、OPS .803、17本塁打を記録。高い打撃効率でポイントゲッターとしての役割を果たし、内野陣の打力を底上げした。

 2位のマニー・マチャドは、チーム最多の95打点、27本塁打を記録。精神的支柱としても159試合に出場し、主砲としての圧倒的な貢献度を示した。

 3位のジェーク・クロネンワースは、出塁率.367と非常に高く、打線の繋ぎ役として機能。135試合に出場し、安定した成績を残した。

外野手貢献度ランキング

1位:ラモン・ロレアノ (31歳) OPS .855、本塁打 24、盗塁 7

2位:フェルナンド・タティス (26歳) OPS .814、本塁打 25、盗塁 32

3位:ジャクソン・メリル (22歳) OPS .774、本塁打 16、盗塁 1

【解説】

 1位のラモン・ロレアノは、OPS .855、24本塁打と外野陣で最高の打撃成績をマーク。高い長打力でチームの得点源となった。

 2位のフェルナンド・タティスは、25本塁打に加え、チーム最多の32盗塁を記録。111得点を挙げるなど、リードオフ・核弾頭としての機動力とパワーは圧巻であった。

 3位のジャクソン・メリルは、16本塁打、OPS .774と若手ながら台頭。得点圏打率も.291と高く、勝負強さを見せた。

別枠:日本人投手の記録と分析

 サンディエゴ・パドレスの強力な投手陣を支えたダルビッシュ 有(39歳)と松井 裕樹(30歳)の2人を特別枠として分析する。

ダルビッシュ 有

成績: 防御率 5.38、勝利 5、敗戦 5、奪三振 68、投球回 72、試合数 15

分析:  ベテランのダルビッシュは、今季15試合に先発。防御率5.38と本来の安定感からすれば苦しんだシーズンとなったが、WHIP 1.18が示す通り、走者を出す場面は限定的であった。14被本塁打が失点に直結した形だが、72イニングで68奪三振を奪うなど、球威自体は依然としてメジャー一線級であることを証明。中盤以降は故障の影響もあり登板数が限られたが、その豊富な経験と卓越した変化球の精度は、数字以上の精神的支柱となった。

松井 裕樹

成績: 防御率 3.98、ホールド 3、セーブ 1、奪三振 61、奪三振率 8.67、試合数 61

分析:  メジャー2年目を迎えた松井は、チームで6番目に多い61試合に登板。防御率3.98、奪三振率8.67と、ブルペンの貴重な左腕として年間を通してフル回転した。特に被打率.227と走者を背負っても粘り強い投球を見せ、接戦の場面で火消しを担うなど、指揮官からの信頼を勝ち取った。今季は主にセットアッパーへの繋ぎとして3ホールドを記録したが、奪三振能力の高さは健在であり、リリーフ陣の厚みを支える重要なピースとしてその役割を全うした。


※2025年12月23日現在の情報を元に執筆している (SDAA編集部)

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