新世代エースと若き長距離砲が躍動!将来性豊かなマーリンズの投手・野手貢献度ランキング【2025シーズン振り返り・マーリンズ編】
2025/12/16
2025年シーズンのマーリンズは、先発ローテーションを支える若手投手陣の台頭と、野手陣に見られる高いOPSが特徴であった。この貢献度ランキングでは、投手は防御率、WHIP、投球回を、野手はOPS(出塁率+長打率)と出場機会を重視し、チームの勝利への寄与が大きかった選手を部門別に分析する。
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投手部門:貢献度トップ3
先発投手では圧倒的な奪三振能力と安定感が、リリーフ投手では高い勝率とホールド・セーブ数が評価の決め手となった。
1位:エドワード・カブレラ 防御率 3.53、奪三振 150、WHIP 1.23
2位:ロニー・エンリケス 防御率 2.22、ホールド 26、奪三振率 12.08
3位:アンソニー・ベンダー 防御率 2.16、ホールド 19、WHIP 1.06
【解説】
1位のエドワード・カブレラは、チーム内でサンディ・アルカンタラに次ぐ137.2イニングを投げ、防御率3.53と優秀な成績を残した。奪三振率9.81は先発陣でトップであり、次世代エースとしての能力を証明した。
2位のロニー・エンリケスは、69試合に登板し、防御率2.22と圧倒的な安定感を示した。26ホールド、7セーブを記録し、チームのブルペンを支える核として、勝利への貢献度は極めて高かった。奪三振率12.08も特筆すべき数値である。
3位のアンソニー・ベンダーも、防御率2.16、WHIP 1.06と優れたリリーフ成績を残した。19ホールド、4セーブを挙げ、エンリケスと並びブルペンを支え、勝利の方程式の一角を担った。
野手部門:ポジション別貢献度トップ3
野手は「捕手」「内野手」「外野手」の3部門に分けて評価した。特にOPSが高く、打線の中心として機能した選手が上位に選出された。
捕手貢献度ランキング
1位:アグスティン・ラミレス
2位:リアム・ヒックス
3位:ブライアン・ナバレト
【解説】
1位はアグスティン・ラミレス。136試合と圧倒的な出場機会を確保し、捕手としては驚異的な21本塁打、67打点、OPS .701を記録。長打力とチームへの継続的な貢献が評価された。
2位のリアム・ヒックスは、OPS .693とラミレスに迫る打撃成績で、特に出塁率.346と粘り強さが光った。
内野手貢献度ランキング
1位:ハビエル・エドワーズ
2位:オット・ロペス
3位:エリク・ワガマン
【解説】
内野手トップは、高い出塁能力と機動力を兼ね備えたハビエル・エドワーズ。打率.283、出塁率.343で打線を牽引し、27盗塁はチーム内でも最高クラスの貢献度である。
2位のオット・ロペスは、15本塁打、77打点と打撃面で高い貢献度を示し、内野手でチーム最多の打点を稼いだ。
3位のエリク・ワガマンは、28二塁打を含む140試合に出場。OPS .674と安定した成績を残し、チームのレギュラーとして貢献した。
外野手貢献度ランキング
1位:カイル・ストワーズ
2位:ジェーコブ・マーシー
3位:エリベルト・エルナンデス
【解説】
外野手部門の1位は、圧倒的な長打力を見せたカイル・ストワーズ。25本塁打、長打率.544、そしてOPS .912はチーム全体で最高クラスの打撃成績であり、その貢献度は計り知れない。
2位のジェーコブ・マーシーは、出場試合数は少なかったものの、打率.292、OPS .842と傑出した打撃成績を残し、14盗塁も記録。高い総合力が評価された。
3位のエリベルト・エルナンデスは、10本塁打、OPS .784と攻守に安定した活躍を見せ、レギュラー外野手として貢献した。
※2025年12月16日現在の情報を元に執筆している (SDAA編集部)