16ポイント差に3人がひしめくチャンピオン争いの行方は?角田裕毅は最後に一矢報いるか?【F1アブダビGP】
2025/12/06
F1第24戦・アブダビGP
12/5(金)~ 12/7(日) ヤス・マリーナ
5日から始まるF1最終戦のアブダビGP。前戦カタールGPではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がスプリントで4位も決勝は優勝し、合計30ポイントを獲得。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)はスプリント優勝&決勝で2位と、こちらも大量26ポイントを獲得。18ポイント獲得に留まったランキングトップのランド・ノリス(マクラーレン)の3人が、16ポイントの間にひしめく形で、いよいよ最終戦のアブダビを迎える。
角田裕毅 記録にも記憶にも残る「100戦目」の重み【日本人ドライバー参戦数ランキング】
2009年から過去16度開催されている、ヤス・マリーナでのレース、優勝者は以下の通りだ。
レッドブル 2009、2010、2013(セバスチャン・ベッテル)
2020、2021、2022、2023(マックス・フェルスタッペン)
メルセデス 2014、2016、2018、2019(ルイス・ハミルトン)
2015(ニコ・ロズベルグ)
2017(バルテリ・ボッタス)
マクラーレン 2011(ルイス・ハミルトン)
2024(ランド・ノリス)
ロータス 2012(キミ・ライコネン)
昨年フェルスタッペンの5連勝を阻んだノリスが、今年も最有力候補になるが、追う側よりも追われる側にプレッシャーがかかる状況で、いつも通りの力を発揮できるかが重要なポイントになりそうだ。対するフェルスタッペンは、現在2連勝中で勢いもあるが、予選でポールを獲得したのはアメリカGPが最後で、現在は4戦連続ポール獲得ならずといった状況。ノリスは今年1番グリッドからスタートした7戦で、優勝5回、2位2回(内1回はレース後に失格)と、圧倒的な強さを見せており、予選の走りにも注目したい。
その他で注目は、カルロス・サインツ(ウィリアムズ)。昨年の同レースではフェラーリのマシンを駆って、予選3番手から、みごと2位でフィニッシュを果たした。現在、第22戦ラスベガスGPで予選3位(決勝5位)、第23戦カタールGPでは3位表彰台獲得と、調子に乗っているだけに、今回も激走が期待できそうだ。
残念ながら、今回のレースをもってレギュラードライバーから外れてしまう角田裕毅(レッドブル)だが、ヤス・マリーナはデビューした2021年に、4位を獲得するなど、決して不得意なサーキットではない。マシンの状態は相変わらず不安定なようだが、今シーズンの有終の美を飾ってほしい。
※全て日本時間を記載
※2025年12月5日現在の成績
(SDAA編集部)