前田健太が楽天入りを報告、古巣カープからの“オファーなし”に「実力不足」「悔しい」と胸中吐露

　広島東洋カープやロサンゼルス・ドジャースなどでプレーした前田健太（37）は11月26日、Instagramを更新。東北楽天ゴールデンイーグルスと契約合意に達したことを報告した。

　メジャーリーグから日本球界への復帰を表明していた前田は自身の少年時代の写真とともに「この度、イーグルスと契約させていただきました」と報告した。前田は、契約に至った理由として、石井一久GMとの対話を挙げており「嬉しくありがたい言葉をたくさんいただき　入団を決意した」と説明した。さらに「チームの為に自分の全てを捧げるつもり」と決意を語り、楽天ファンに向けて「よろしくお願い致します」と挨拶した。

　一方で、古巣である広島東洋カープのファンにもメッセージを送った。前田は2015年オフにポスティングシステムでMLBへ移籍。アメリカで10年間プレーした間も、変わらぬ声援を送り続けてくれたファンへの感謝を繰り返し述べ「カープの名に恥じない様にと心にいつも置きながら一生懸命に戦いました」と振り返った。

　また、日本球界復帰を明言してからはカープファンや後輩選手から多くの激励が届いたという。しかし今回は球団からのオファーはなく「実力不足」「今のチームには必要ないと判断された」と率直に語り「悔しい気持ちもありますが後輩たちが頑張っている証拠でもあります。なので球団に対して悪く思う事もしてほしくはありません」とプロとしての姿勢を示した。

　今回の投稿については自分の言葉で届ける事が大切とし、前向きな気持ちで新たなスタートを切る意志を表明。「イーグルスでは自分自身のすべてを捧げるつもり」「とにかくチームの為に投げたい」「カープの選手、そしてファンみなさん日本シリーズでお会いしましょう」と意気込んだ。

　この投稿には、Instagramユーザーから「カープの首脳陣は何をやってんだ…」「涙が出ました」「楽天イーグルスへ来てくださること、とても嬉しいです」「チームは違えどこれからも変わらず応援しています」「オファーを出さなかったことを後悔するくらいの活躍をしてくださいね！」「頑張れマエケン」「ニュースを見て、本当に落ち込みました」「カープファンとしてとても複雑」「大声援で応援したい」「球団を絶対見返して」「辛すぎる」「ずっと大好きです！」「カープに帰ってきて欲しかった…」などコメントが寄せられた。