【コラム】WTAランキング サバレンカ、シフィオンテク2強体制に
2024/11/15
WTAツアーもファイナルズが終了し、2024シーズンは終わりを迎えた。そこで、今年の女子世界ランキングトップ10をおさらいし、激動のシーズンを振り返っていきたい。
【WTAファイナルズ速報】ココ ガウフがチンウェンを破り初優勝
まずは、4位-10位まで。
【4位―10位】
4位:ジャスミン パオリーニ
イタリア/1996年1月4日/37勝18敗/5,344ポイント
5位:ジェン チンウェン
中国/2002年10月8日/43勝18敗/5,340ポイント
6位:エレーナ リバキナ
カザフスタン/1999年6月17日/42勝11敗/5,171ポイント
7位:ジェシカ ペグラ
アメリカ/1994年2月24日/35勝14敗/4,705ポイント
8位:エマ ナバーロ
アメリカ/2001年5月18日/52勝22敗/3,589ポイント
9位:ダリア カサトキナ
1997年5月7日/39勝23敗/3,368ポイント
10位:バルボラ クレイチコバ
チェコ/1995年12月18日/18勝13敗/3,214ポイント/ウィンブルドン優勝
続いて、上位3人を3位からお届け。
3位:ココ ガウフ
アメリカ/2004年3月13日/49勝16敗/6,530ポイント/WTAファイナルズ優勝
昨年と変わらず3位でのフィニッシュとなったココ ガウフ。2024年もWTA1000の中国オープンで優勝を飾るなどツアー3勝を挙げる活躍を見せた。グランドスラムは全豪オープン、全仏オープンでそれぞれ準決勝に進出。しかし、優勝には至らず。それでもシーズン最終戦のWTAファイナルズでは、グループリーグを勝ち上がると、準決勝でアリーナ サバレンカ、決勝でジェン チンウェンを破り優勝。来シーズンに向けて有終の美を飾った。目指すは2強、そこまで駆け上がれるか注目したい。
2位:イガ シフィオンテク
ポーランド/2001年5月31日/56勝8敗/8,370ポイント/全仏オープン優勝
ポーランド出身で2年連続年間ランキング1位に輝く「女王」イガ シフィオンテクだが、今年はアリーナ サバレンカにその座を譲る形となった。ただ、成績は衰えなくむしろ圧巻のひと言。得意のクレーコートを舞台にした全仏オープンでは見事3連覇(通算4勝目)するなど、ツアー最多の56勝を挙げ優勝5回も最多。サバレンカ相手にも、WTA1000のマドリード・オープン、BNLイタリア国際ともに決勝で退けるなど、女王の貫録は十分見せつけた。来年はランキング1位奪還が目標になる。
1位:アリーナ サバレンカ
1998年5月5日/54勝14敗/9,416ポイント/全豪・全米オープン優勝
サーブなどパワフルなプレースタイルが武器のアリーナ・サバレンカ、2024年シーズンについにイガ シフィオンテクの牙城を破り年間ランキング1位を達成した。1月の全豪オープンでは、準決勝でココ ガウフ、決勝でジェン チンウェンを破り、大会期間中1セットも落さずに優勝を遂げた。夏場にランク3位に落ちたが、9月の全米オープンでは決勝でジェシカ ペグラを破り初優勝。10月のWTA1000 武漢オープンでも決勝でジェン チンウェンを破って勝利。シーズン終了ギリギリでランキング1位を奪った。WTAファイナルズではジャスミン パオリーニ、ジェン チンウェンを破り準決勝進出。ココ ガウフに敗れたが年間ランキング1位は確定させた。ケガでウィンブルドン不出場など、決して順風満帆な1年でなかっただけに価値のある結果。来シーズンの活躍にも期待したい。
【WTAファイナルズ速報】シフィオンテクがカサトキナにストレート勝ち
アリーナ サバレンカ、イガ シフィオンテクの2強体制になってきた女王争い。ココ ガウフもファイナルズ優勝で、3強に向かって拍車がかかったといえ、来シーズンはどんな戦いになるか目が離せない。
(※)2024年11月11日時点
(SDAA編集部)