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渋野日向子 初日6バーディの輝き 2日目は… クローガー・クイーンシティ選手権【プレイバック2025】

2026/01/06

2025年9月11日から14日にかけて開催された「クローガー・クイーンシティ選手権」。渋野日向子にとって、この大会は、再生への足掛かりを掴み損ねた足踏みとなった。

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届かぬカットライン、閉ざされた週末

初日に放たれた6バーディの輝きは、一見すれば復活の予兆のようであった。しかし、その裏で喫したボギーとダブルボギーが、今の渋野日向子が抱える危うさを象徴していた。首位と7打差の45位タイという、期待と不安が同居する位置で幕を開けた戦い。そして、2日目に待っていたのは、「75」という沈黙の結果だった。

通算1オーバー、145。カットラインに届かず、山下美夢有や畑岡奈紗といった日本勢が上位に名を連ねる中、渋野日向子の戦いはわずか2日間で終止符を打たれた。

突きつけられた「104位タイ」の現実

「104位タイ、予選落ち」という状況にあっても、一打に賭ける執念そのものは消えていなかった。初日に見せたバーディラッシュは、爆発力が依然として眠っていることを証明していた。しかし、安定感を欠く現在のゴルフスタイルでは、米ツアーの分厚い壁を崩すには至らない。

ただ、結果としてこの「失敗」こそが、後に開催された最終予選会(Qシリーズ)での泥臭いまでの粘り強さ、そして2026年シーズンの「出場権」獲得へと繋がる、長い苦闘のプロローグとなった。クローガー・クイーンシティ選手権での戦績は、渋野日向子というゴルファーが、再び「シンデレラ」として微笑むために通らねばならなかった、トンネルの一節であった。

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