渋野日向子 108位タイ→82位タイ 今季の予選落ち10回目 FM選手権【プレイバック2025】
2026/01/05
2025年8月末、マサチューセッツ州のTPCボストンで行われた「FM選手権」は、渋野日向子にとって、またしても厳しい現実を突きつける舞台となった。
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カットラインに2打及ばず
第1ラウンドは2オーバーの「74」と出遅れ、108位タイ。第2ラウンドでは「70」と意地を見せ挽回を図るも、通算イーブンパーの82位タイ。カットラインには2打及ばなかった。この事実に、かつての全英女王が抱える現在地が色濃く反映されている。
今季の予選落ち「10回目」という数字は、渋野日向子が追い求める理想と、結果という名の現実との間に横たわる、深い溝を象徴するものであった。初日の不振を二日目に修正する力を見せながらも、あと一歩が及ばない。その「紙一重」の差こそが、今の渋野日向子を苦しめる最大の壁に他ならない。
予選落ちが重なる現状
世界最高峰の米ツアーにおいて予選落ちが重なる現状は、安定感に欠けるとの評価を下されても仕方のないものである。同大会では山下美夢有や畑岡奈紗ら日本勢が上位に名を連ねる中、渋野日向子のスコアは沈黙を余儀なくされた。
しかし、その苦闘を「衰退」の一言で切り捨てるのは早計である。渋野日向子は常に変化を恐れず、自らのゴルフを解体し、再構築する過程に身を置いている。このFM選手権で見せた二日目の追い上げは、崩れかかった土台を必死に支えようとする、剥き出しの闘争心の表れだった。
どん底にあっても失われない前を向く姿勢と、勝利への方程式を見失ったかのような迷いの中のプレー。2025年のFM選手権は、渋野日向子というゴルファーにとっての「通過点」となった。