昨年の現役ドラフト選手をランク付け!大活躍した選手は? 2025年シーズン “新天地” 活躍度ランキング:S評価も【NPB戦力分析】
2025/12/08
今年もこの時期がやってきた。NPBは12月9日に「現役ドラフト」を実施する。この制度は、出場機会に恵まれない中堅・若手選手の移籍を活性化させる目的で2022年に導入された。昨年(2024年オフ)の現役ドラフトでは多くの選手が新天地で躍動し、制度の意義を証明した。今年のドラフトでも「隠れた逸材」を発掘できるか、各球団の戦略に注目が集まる。4年目となる今年の現役ドラフトを前に、昨年移籍した選手の2025年の成績を貢献度順に、S~Cの4段階でランク付けしてみた。
1. 🥇 Sランク:チームの核となったフル回転リリーバー
最高評価のSランクには、フル回転でブルペンを支え、移籍先のチームに不可欠な存在となった2名の救援投手をピック。
| 選手名 | 移籍先球団 | 成績概要 | 守備位置 |
| 田中 瑛斗 | 読売ジャイアンツ | 62登板、1勝3敗36H、防御率2.13 | 投 手 |
| 矢崎 拓也 | 東京ヤクルトスワローズ | 45登板、2勝0敗12H、防御率1.93 | 投 手 |
田中瑛斗は、62試合登板で36ホールドを記録。これは移籍初年度にしてジャイアンツのブルペン陣の中心となり、勝利の方程式の一角を担ったことを示している。防御率2.13という数字も安定感抜群だ。
一方、矢崎拓也も45試合に登板し、防御率は1点台(1.93)と抜群の安定感を誇った。登板数、防御率ともに文句なしの成績で、スワローズの中継ぎ陣強化に大きく貢献した。この2投手は、獲得戦略において「大成功」だったと言えるだろう。
2. 🥈 Aランク:主力として貢献した選手たち
Aランクは、チームの主要メンバーとして活躍し、シーズンを通して安定した貢献を見せた選手たちだ。
| 選手名 | 移籍先球団 | 成績概要 | 守備位置 |
| 鈴木 健矢 | 広島東洋カープ | 24登板、2勝0敗、防御率1.89 | 投 手 |
| 吉田 賢吾 | 北海道日本ハム | 47試合、打率.217、4本塁打、9打点 | 捕 手 |
鈴木健矢は24試合登板で防御率1.89を記録し、カープのブルペン陣に確かな厚みをもたらした。与えられた役割を確実にこなし、信頼を勝ち得た。
野手では、捕手の吉田賢吾を評価した。47試合に出場し、捕手という守備負担の大きいポジションながら4本塁打を放ったことは特筆に値する。打率は低いものの、捕手としての出場機会と長打力でチームに貢献した。
3. Bランク:部分的な活躍を見せた選手たち
Bランクは、高いポテンシャルや特定の場面で結果を出したが、シーズンを通しての貢献度が限定的だった選手たちである。
| 選手名 | 移籍先球団 | 成績概要 | 守備位置 |
| 畠 世周 | 阪神タイガース | 12登板、0勝0敗4H、防御率0.00 | 投 手 |
| 伊藤 茉央 | 中日ドラゴンズ | 12登板、1勝0敗、防御率0.79 | 投 手 |
| 柴田 大地 | 東北楽天 | 6登板、1勝0敗、防御率2.08 | 投 手 |
畠世周は12試合登板ながら防御率0.00という圧巻の数字を残した。しかし、フルシーズン戦ったS、Aランク陣と比較すると登板数が少なく、評価はBに留まった。伊藤茉央も防御率0.79と傑出した安定感だが、登板数が12試合に留まり、来季の飛躍に期待がかかる。
4. Cランク:一軍定着に至らなかった選手たち
Cランクは、一軍での出場機会が少なく、または成績が振るわず、戦力としての貢献度が低かった選手たちだ。
| 選手名 | 移籍先球団 | 成績概要 | 守備位置 |
| 本田 圭佑 | オリックス | 9登板、防御率6.39 | 投 手 |
| 上茶谷 大河 | 福岡ソフトバンク | 8登板、防御率6.92 | 投 手 |
| 浜地 真澄 | 横浜DeNA | 3登板、防御率6.00 | 投 手 |
| 山足 達也 | 広島東洋 | 11試合、打率.111、1安打 | 内野手 |
| 平沢 大河 | 埼玉西武 | 7試合、打率.059、1安打 | 内野手 |
| 石垣 雅海 | 千葉ロッテ | 20試合、打率.143、2安打 | 内野手 |
このランクには、登板数が一桁に留まった投手や、野手として打率が低迷した選手が多く含まれる。平沢大河は打率.059、山足達也も打率.111と、打撃面で苦しんだ。
今年の現役ドラフトでも、昨年と同様に多くの選手が新天地で輝きを見せるか、その結果が来シーズンの順位争いに大きな影響を与えることは確実だ。12月9日の動向には、今年も大きな注目が集まるだろう。
※2025年12月6日現在の情報をもとに執筆
(SDAA編集部)