不振深刻なハミルトンは復活なるか フェラーリドライバー参戦数ランキング【F1コラム】
2025/08/19
フェラーリ移籍後、思うような成績を残せないルイス・ハミルトン。7度の王座を獲得した歴史に名を遺すドライバーでも、やはりフェラーリの看板は重みがあるのだろうか。F1を代表する名門チームで重度のプレッシャーを抱えながら、それでも活躍してきたフェラーリドライバーを参戦数でランキング化、その足跡を振り返りたい。
レッドブル栄光の歴史 歴代ドライバー獲得ポイントTOP10【F1】
まずは、4位-15位まで。
【4位―15位】
15位:ニキ・ラウダ 出走回数 61回
(1975、1977年チャンピオン/15勝/PP23回/オーストリア)
14位:エディ・アーバイン 出走回数 65回
(ランキング最高2位(1999年)/4勝/予選最高位2位/アイルランド)
13位:ジル・ヴィルヌーヴ 出走回数 67回
(ランキング最高2位(1979年)/6勝/PP2回/カナダ)
12位:クレイ・レガッツォーニ 出走回数 73回
(ランキング最高2位(1974年)/4勝/PP4回/スイス)
11位:ミケーレ・アルボレート 出走回数 80回
(ランキング最高2位(1985年)/3勝/PP2回/イタリア)
10位:ジャン・アレジ 出走回数 81回
(ランキング最高5位(1994、1995年)/1勝/PP1回/フランス)
9位:カルロス・サインツJr. 出走回数 89回
(ランキング最高5位(2021、2022、2024年)/4勝/PP5回/スペイン)
8位:ゲルハルト・ベルガー 出走回数 96回
(ランキング最高3位(1988、1994年)/5勝/PP7回/オーストリア)
7位:フェルナンド・アロンソ 出走回数 96回
(ランキング最高2位(2010、2012、2013年)/11勝/PP4回/スペイン)
6位:ルーベンス・バリチェロ 出走回数 104回
(ランキング最高2位(2002、2004年)/9勝/PP11回/ブラジル)
5位:セバスチャン・ベッテル 出走回数 119回
(ランキング最高2位(2017、2018年)/14勝/PP12回/ドイツ)
4位:フェリペ・マッサ 出走回数 140回
(ランキング最高2位(2008年)/11勝/PP15回/ブラジル)
続いて、上位3人を3位からお届け。
3位:シャルル・ルクレール 出走回数 142回
(ランキング最高2位(2022年)/8勝/PP24回/モナコ)
意外に思えるが、現代F1は年間開催数も20戦を超えており、在籍年数も2025年で7年目を数えているので納得の数字ではある。優勝回数はフェラーリドライバー中9位だが、PP数はニキ・ラウダを抜き、ミハエル・シューマッハーに次ぐ24回と、予選での圧倒的な速さは群を抜いている。2026年以降の複数年契約を結んでおり、おそらく数年後にはフェラーリ史上もっともフェラーリに在籍したドライバーとなるだろう。
2位:キミ・ライコネン 出走回数 152回
(2007年チャンピオン/10勝/PP7回/フィンランド)
「アイスマン」の異名を持つキミ・ライコネンは、2007年にマクラーレンからフェラーリへ移籍。その初年度にドライバーズチャンピオンを獲得し、フェラーリにとって現時点で最後の王者となった。冷静沈着な走りと正確なマシンコントロールは、混戦の中でも安定した成績をもたらした。2010〜2011年はF1を離れるが、2014年にフェラーリに復帰し、経験豊富なベテランとしてチームの発展に貢献。彼の無駄のない言葉と淡々とした態度は、ファンの間で強烈な個性として愛され続けた。
1位:ミハエル・シューマッハー 出走回数 181回
(2000、2001、2002、2003、2004年チャンピオン/72勝/PP58回/ドイツ)
F1史上屈指の名ドライバー。ベネトンで2度のチャンピオンを獲得し、1996年に満を持してフェラーリ加入。当初はマシンの信頼性不足やライバルの強さに苦しんだが、卓越したドライビングと開発への献身でチームを再建。2000年から2004年まで前人未到の5連覇を達成し、フェラーリ黄金時代を築いた。フェラーリでの優勝回数とPP回数は群を抜いており、F1の象徴である深紅のマシンと彼の組み合わせは、今も世界中のファンの記憶に深く刻まれている。
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上位に来るのはやはり、F1史を代表するスタードライバーばかり、ハミルトンは先人たちに続きフェラーリドライバーとして優勝、そしてチャンピオンが狙える存在になれるのか、今後に期待したい。
※参戦数は予選出走回数でカウント
※2025年8月14日現在の成績
(SDAA編集部)